日本の榊市場において、約9割が中国産です。以前より輸送手段・低温管理・品質保持の為のガスの注入などが発達し、良い商品が増えたと感じています。しかしながらその採取してからの時間を埋めることはなかなか叶いません。収穫から販売まで、より短い時間で鮮度を保持したまま飾られるよう努力しております。
弊社は昭和59年にフラワーショップ花吉として開店してからずっと山取りの国産非榊にこだわり、販売してまいりました。ですが、1度だけ天候不順や都合が重なり山に入ることができず輸入の榊を販売したことがありました。その時にいらしたお客様の一言がきっかけでした。
「なんだ・・今日は国産じゃないのか。日本の神様なのにね。ここの榊は持ちが良かったからなぁ。」
日本の神様には日本の榊でお祀りしたい。そんな気持ちが芽生えました。
現在流通している’榊’として扱われているものの多くは’非榊’と呼ばれているものです。諸説ありますが’榊に非ずとも(あらずとも)’と言われ本榊の代用品として使用されてきました。また、日本の寒い地域では本榊の栽培は難しく非榊で代用していたなどの話もあります。
‘本榊’と‘非榊’では日持ちも違います。あくまで当社比ではありますが。
弊社の本榊は1ヶ月程度はほぼ変わることなく飾ることができます。でも、1日と15日には取り換えてくださいね。
現在弊社では10年間の本榊の実績が評価され、太陽光パネル設置会社と業務提携を取かわし、ソーラーシェアリングを用いた本榊栽培・流通のコンサルタント・アドバイス事業を行っております。榊は比較的他の作物に比べて、手間も少なく農業初心者でもスタートしやすいのが特徴です。日本の伝統を守る意味でも意義があります。
次世代の農業として注目されているソーラーシェアリング事業に興味のある方は是非ご連絡ください。
弊社は、榊のソーラーシェアリング事業、蕎麦による農地再生事業、フラワーアレンジメント事業を主軸とし、
「農業」に於いての社会問題を背景とした課題解決を、次代を見据えた新しい形で提案し、
地域社会がより良くなることを理念として事業展開をしている企業です。